Eureka Press
新・近刊洋書案内
Edition Synapse
新・近刊洋書案内
シリーズ出版物案内
日本・アジア学
英国・米国・アイルランド研究
芸術
女性学
お問い合わせ
分野:英国史、日本史、日英交流史、英学史、比較文学・文化
『日英交流史近世書誌年表』全1巻
Bibliographic Chronology of Anglo-Japanese Relations 1497-1800
編集:専修大学教授 島田孝右


●2005年1月刊行
●税込価格 \9,800
●B5判 約250頁(上製函入)
●ISBN:4-902454-06-8

本書の特徴
■16世紀から18世紀末までに刊行された、日本の記述を含む英文書を網羅した書誌年表
■日英両国や日欧交流史の主要事項と書物史を並置した例のないレファレンス
■日英交流史と日本のイメージ形成の主要素であった書物の関係を概観
■同編者による『近世日本関係英国史料集成』(本の友社刊)を補完する史料としても重要
■英学史、比較文学・文化、英国近世史、メディア史等の研究・教育に幅広く活用可能

◆編者の言葉 ◆        専修大学教授 島田孝右

本書は16世紀から18世紀末までに刊行された英文書籍を可能な限り調査し、日本に関する記述を僅かでも含む書物約1500点の書誌を年代順に配置、日英両国の政治、歴史、文学などの年表を加えて近世期の日英関係と書物史を比較対照できるよう構成したものである。全体の内容は以下のとおりになっている。

●年号(西暦および元号)
●英国、日本各国の歴史上の事項。西欧と日本交流に関する主要な事項。
●日本に関する記述を含む英文書籍の書誌。
●著者あるいは刊行物に関する補足解説。

日英関係には、実際の人物や物の交流と情報の伝達の二つの側面がある。前者に関しては、1600年にウィリアム・アダムズがオランダ船リーフデ号で豊後の臼杵に漂流したときに始まったが、日本に関する情報の伝達はそれを遡ること45年、Richard Eden編 The ecades of the new worlde or West India が1555年に出版されたときに始まった。勿論その情報は質量ともに決して満足のできるものではなかったに違いないが、マルコ・ポーロとコロンブスの伝える日本が初めてイギリス人の目に触れたという意味では貴重な史料である。その後イギリス東インド会社と日本との貿易が開始され、またオランダ東インド会社が設立されたことにより、日本関連の情報は飛躍的に多くなっていった。
特に18世紀に次々と刊行された航海記や旅行記、また地理書などは、その主要な情報源として、英国における日本のイメージの形成に最も重要な役割を果たしたことになる。
本書は日英交流史の流れのなかに日本関係書籍を配置することにより、歴史上の諸相と書物を比較対照できる点が大きな特徴であり、歴史学だけでなく英国研究レファレンスとしても便利で有意義なものと考える。研究用の資料としてだけでなく、日英交流史、比較文学・文化の教育のためのツールとしても是非活用していただきたい。